DO-Jet工法研究会/ドゥージェット工法/シールド工事・推進工事の地中支障物に対応、地中障害物対応

切断・除去

切断・除去概要

全ての支障物を非接触で任意の大きさに切断

支障物を切断するため、切断材(ポリマーに硬化剤と研磨材を添加したアブレシブスラリーと珪酸ナトリウム溶液の混合材)を支障物に噴射し、排泥装置で回収できる大きさに切断します。切断した切断片を掘進機内に回収します。

すべての支障物を非接触で任意の大きさに切断

【切断例】

切断可能な支障物の種類
①土留め壁 鋼矢板、H形鋼
②基礎杭 木杭、H形鋼杭、鋼管杭、PC杭、RC杭、その他
③地中連続壁 RC連壁、SMW、PIP杭
④その他 流木、グランドアンカーなど

切断原理・能力

切断材の噴射による切断原理

支障物の切断は、切断材(ポリマー溶液に研磨材および硬化材を加えたアブレシブスラリーと珪酸ナトリウム溶液の混合材)を噴射して切断します。この時の切断原理は、切削作用と変形作用の組み合わせにより行われます。

切削作用 対象面に浅い角度で衝突したときに生じる研磨材のエッジで削りとる作用
変形作用 対象面に垂直に近い角度で研磨材が衝突したときに生じ、衝突時の応力が降伏点以上になったときに材料の変形が生じる作用
切断材の噴射による切断原理

切断能力

切断速度(支障物の種類による)
鋼材(鋼矢板・H形鋼など) 5.0㎜/min
鉄筋コンクリート(RC杭・PC杭など) 5.0~10.0㎜/min
無筋コンクリート 15.0㎜/min
切断可能距離(切断噴射1回当り)
鋼材・鉄筋コンクリート 300mm
無筋コンクリート 500mm

オーバーカット

支障物をオーバーカット(本工法の特徴)

支障物を掘進機外周より30~300mm程度大きく切断することで、切断後の残置支障物が新設管に接触し、点荷重となり新設管に損傷を与えることを防止することと、残置支障物上部の既設構造物にも影響を与えません。

支障物をオーバーカット(本工法の特徴)